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Tuesday, March 05, 2013

『経済科学通信』4月号より 南京75周年に思いを馳せる -今こそ歴史学習と理性の回復を―

『経済科学通信』4月号(No.131)に掲載された小文を紹介します。英語版は The Asia-Pacific Journal: Japna Focus に掲載されています。This is the original Japanese version of the Asia-Pacific Journal: Japan Focus article:
Nanjing Massacre 75th Anniversary and the China-Japan Island Dispute
http://www.japanfocus.org/events/view/171



 
★名古屋で活動する坂東弘美さんより以下コメントをいただきました。草の根の歴史和解、市民交流の根強さと力強さを実感します。
 
最近は日本の若者まで右翼化しているといわれていますが、 私たちが「河村発言を撤回させる会」の活動をしたり、「名古屋南京友好都市35周年記念音楽会」を開いても、特に批判を浴びるような事はなかったです。勿論右翼が騒ぎに来たり、私自身も嫌がらせのメールを受けたり、無言電話もありましたが、総体的には平穏でした。 論壇ではないので、無視されているかもしれませんが、マスコミからバッシングも受けていません。むしろ、私はこの活動の中で、マスコミの方たちと親しくなりました。記事にならない、ニュースにならないにしても、水面下で勉強しているジャーナリストはたくさんいることを知りました。
 又、名古屋はピンポン外交の発祥の地です。名古屋テレビは、そのことについてのなかなかすばらしい番組を2回続けて放送していました。こちらが発信しなければ、何も奇跡は起きません。
 
 「ノーモア南京の会」というのが、全国に細々と灯を掲げ続けています。
 河村発言があってから、私たち有志は緊急証言集会を開き、
 その時は、熱心に調査を続けている民間の方の講演やそのドキュメンタリー番組や
 生き残りの日本兵士の証言を聞くことができました。
http://www.kawamura-nankin.com/120331-2/ 
 その後、77日には笠原十九司さんを招いて講演をして頂き、
 河村市長「南京虐殺否定」発言を撤回させる会を設立しました。
 その時の総会で、私はこの会の共同代表の一人になってしまいました。
 http://www.kawamura-nankin.com/
  そして、市役所に抗議に出かけたり、市役所の玄関前で毎月2回ほど、マイクで抗議を続けています。
 南京で現在も聞き取り調査を続けていらっしゃる松岡環さんを招いて連続学習会をしています。
http://www.youtube.com/watch?v=ly0YBEq6ZHw

  12月には、幸存者夏淑琴さんを招きました。
http://www.kawamura-nankin.com/
 
 証言もさることながら、その時に上映した
 『フィルムは証言する 南京大虐殺から半世紀』(毎日放送1992年制作)は、すばらしい作品で、大きな反響を呼びました。もしまだご覧になっていないようでしたら、DVDをお送りします。確実な証拠フィルムです。
 
 そして、私たちはもう一つ別仕立てで、「名古屋南京友好都市音楽会35周年記念音楽会」の実行委員会を立ち上げました。あからさまに世に攻撃的発言をせず、音楽という柔らかい手段で、多くの人に南京虐殺を伝えようという魂胆でした。その実行委員長に推されてしまったのが私です。「紫金草物語」という、南京虐殺をテーマにした朗読つき合唱構成の組曲をぜひ名古屋で演奏してもらいたいという願いを持っていましたし
<紫金草ネットワーク>
 
 私は市民運動として顔も右翼にマークされていませんし、政党色もなく、気づかぬうちにカワムラを包囲しようという作戦でした。その音楽会も15日に終わりました。市長にも知事にも招待状を出しましたが、来ませんでした。しかし、市や県の組織7、新聞4社、合わせて11の後援を取り付け、作戦は成功しました。それらをアピールする中で、マスコミの反応もあり、友人関係になれるような記者さん、ディレクターにも出会えました。本当に真剣に仕事をしているジャーナリストも多くいることを知りました。こちらの働きかけの方法さえ、「人として」の基本を持っていれば、人と人は繋がれるのだと改めて学びました。  
乗松さんの文章は200%支持できます。100%と言うべきでしょうが、私の応援の気持ちを100%上乗せしました。こちらは証拠を調べた上でのことですし、絶対に間違っていないのですから、一緒に考えてほしいという気持ちで掲載されればいいと思います。喜んで集中砲火を浴びましょう。浴びた時が始まりではないでしょうか? 私は父が、上海から1週間の行軍の末、1214日に南京に到着しているのです。上海掃討戦では、はっきりと、女・子ども・老人に至るまで剣で刺し殺したと記録しています。どんなにショックでも、それを体で知らなければ、人は変われません。私がそれまでアホアナウンサーであったように。  私は乗松さんの論文はすばらしいと思いました。言うべき場所で、発言できるチャンスですので、どうぞ頑張って発表して頂きたいと願っています。
 

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